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願~賽の河原 [きなせや新潟]

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【α700】

佐渡の旅。


両津港でレンタカーを借りて、内海府線を北上し、二ツ亀をちらっと見て通過し、
大野亀にやってきました。
まだ天気は曇り。
ここは先に前々から来てみたかった場所へ先に行ってこようと、
大野亀の駐車場に車を停めて、歩き出しました。

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むかった先は願(ねがい)という土地。
海岸にある小さな小さな地域です。
民家ばかりなのかと思ったら、旅館も何軒かあるようでした。
二ツ亀と大野亀のちょうど中間くらいにありますから、
観光客も多かったのでしょうか?それとも別のことでしょうか?

一応、人の住む地域なので、車を乗り入れてその先に向かうのも、
なんだか悪いなと思って、大野亀から歩きました。
そんなに遠いわけではないですし。
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願を通り過ぎ、
海岸沿いに整備された道を歩いていくと、砂利の多い浜にたどり着きます。

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落石防止のネットがはられた、入口。

某BSのTV番組で、ここを訪れたカメラマンの方が、
なにか得体のしれないものの感覚を感じたようですが・・・・・・
俺はずかずかと、しかし、一応、帽子を脱いで歩いていきます。
う~~ん、やっぱり俺には霊感なんぞ欠片もないんだな、と実感ww

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たどり着いたのは、賽の河原というところ。
佐渡にあったんですね。
(全国各地にあるようですけど・・・)

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岩場に開いた小さな洞の中に、大小さまざまな地蔵様がいらっしゃいます。

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賽の河原は現世とあの世の境目にある三途の川にある所。

ひとつつんでは父のため、
ふたつつんでは母のため、
親よりも先に逝った不幸を詫びながら、
子供たちはひとつ、またひとつと石を積んでいきます。
しかし、夕方になると地獄の鬼どもに踏み砕かれ、
子供たちは救いを求めて逃げまどいます。
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それを「冥土の母父は我なるぞ」と現れて、法衣に身を包むのは地蔵菩薩。
鬼が去った後、子供たちは朝までにまた石の塔を積み上げるのです。

賽の河原の案内板より抜粋。

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きっとこの地には、古くから信仰の場所として、岩場の奥にひっそりとあったのでしょう。
今では願地区からの遊歩道の他に、二ツ亀からも遊歩道があります。
ただし、二ツ亀からの遊歩道は、先の爆弾低気圧での高波の影響で、現在通行不可。
そのことを伝える看板が、この洞の前にどーんと2枚立てられており、
それがまたなんと景観をぶち壊していることか。
もうちょっと先でもいいだろうに・・・・・・
その爆弾低気圧の高波によって、小さなお地蔵さまが倒れている様子も見ましたが、
今では並べ直されたようでした。

きっと今と昔では、この洞から見える風景も、訪れる人もすっかり変わってしまったのではないでしょうか?
洞の奥から彼らはどんな思いで外を見ているのだろう?と思います。

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観光客が置いていくと思われる、同じデザインの小さなお地蔵様。
そしてにょろにょろっと神様の使い登場。
あまりにも普通に目の前を通過していくので、最初、全然視界に入りませんでしたww
ワタシ、巳年生まれですからヘビは大丈夫ですww
そりゃあ、走っている時にいきなり足元にいたりすると、ヒヤッとしますけどww

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賽の河原にむかう観光ツアーの人の列。

賽の河原という言葉のイメージと、観光地という言葉はどうも結びつきませんが、
佐渡の観光ガイドにも載っている場所ですし、しっかり整備された観光地という感じです。
でも、やっぱりどこか別の岩場とは違う雰囲気もあります。




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