SSブログ

猪苗代湖マラソン 2 [マラソンに挑戦!]

P9080027.JPG

【TG-620】

磐梯高原猪苗代湖マラソン 猪苗代湖1周コースに挑戦!
第2回 『16kmエイド~39kmエイド』


当ブログは通常1日1記事更新と決めているのですが、
いつまでもかかりそうなので、この連載は書けるだけ書いていきたいと思います。
たぶん全4回くらいになりそうです。


さて16kmエイドを出発してからも、快調に走り続けています。
快調に、といってもペースキープを心がけて、周辺の風景を楽しみながらのラン。
P9080028.JPG

少し高いところにあった16kmエイドですが、そこから湖面と同じ高さまで下りてきました。
猪苗代湖湖畔を走るこのコースは、湖畔沿いなのでそれほど大きなアップダウンもありません。
そんなことも初ウルトラにはちょうどいい点かと思います。

もっとも、これからこのコース最大の難所を紹介していくことになるんですがww

P9080030.JPG

青い空と緑の山々、黄金の稲穂に、白いそばの花。
なんとなくピクニック気分ですww

気温の上昇が心配でしたが、幸い木陰も多く、猪苗代湖面を渡る風が気持ちよく、
もしかしたら気温より体感の方は涼しかったかもしれません。

P9080032.JPG

22kmの中田浜エイドに到着。
ハーフマラソンを走り切ったことになりますが、ハーフを走ったとは思えないくらいの体調の良さで、
疲労感も全く感じていませんでした。
応援車の二人にも「まだまだヨユーですよ」とお返事。

稲荷ずしを遠慮なく頬張りますww
バナナももちろん食べます。
ウルトラマラソンの参加費は、通常のマラソン大会と比べて桁が違いますので、
元を取らなければもったいないですww

P9080035.JPG

1周コースは猪苗代湖を反時計回りに1周します。
東岸を進みます。磐梯山も気持ち遠くなってきました。

さぁ、ここからがこのコースの最大の難所と言えるところです。
P9080036.JPG

材木山の山中と思われます。
斜度15%!ww
さすがにほとんどの人が歩いていました。
俺は歩く気はなかったので、一応、恰好だけは走ることにしました。
えっほえっほと、1歩ずつゆっくり足を進めます。
近くにいたおじさんが「これはマラソンじゃないよ登山だね」と笑っていました。
一歩ずつ頑張りましょう!と声をかけて、お先に進みます。

なかなかの山でしたが、難なく越えることができました。
山を下りたところにある、給水のみのエイドで、水をザバザバと頭からかぶって冷却します。
エイドのおばちゃんたちが、
「今のはまだ序の口だよ!ここから先が一番大変だよ」と。
・・・・・・え?ww

P9080041.JPG

その一番大変な山が正面に見えました。
道路地図によると「金山」というようです。
コースの高低差表を見ても、この山が最高地点です。
さて、登るとしますか。
気を引き締めて、山に差し掛かったところで
「つるかめ号」が後方から走ってくるのが見えました。
そういえば手を振ったんですが、後からなんも聞いてないので、
気がつかなかったみたいですね。
ここまで「つるかめ号」が来たってことは、会長とつゆさんも順調に進んでいるんだなー、と
安心して山中へ。

P9080043.JPG

山中の林道はきれいに整備されていますが、車1台くらいの幅。
後方に見えた「つるかめ号」は、追いかけてきません。
コース上にはランナーもたくさんいることだし、ここは無理に入ってこない方がいいな、
と思っていました。「つるかめ号」の二人も同じ判断だったようです。

この山も、テクテクと恰好だけは走る感じで登って行きます。
いや、歩いてもいいんでしょうけどね。
ペースとしては歩いているのと変わらないでしょうし。
P9080045.JPG

ココがまた、登っても登ってもまだ登り。
コーナーになっていて先が見えないので、やっと走ってきて、
そろっとてっぺんにならんのか?とコーナーの向こうを見ると、
やっぱり登りでガッカリwwみたいな感じでした。

P9080047.JPG

そんな山中にある30km金山林道エイド。
こんな山中にもエイドがあるのは大変に助かります。
食べるもの食べて、水を頭からザバザバかぶります。
手ですくって足にかけて、足も冷やします。
この大会はとにかく水が豊富で、その点は助かりました。

一休みして出発です。
ずっと山道なので、想定タイムよりだいぶ遅れています。
一応、キロ7分で侵攻するとして、10kmを1時間10分という計算でいます。
もちろん数字通りにはいくことがないのはわかっているので、
あくまでもずっと同じペースを刻むことにして、想定より遅くなっても回復のための加速はしない、
と決めています。
幸い、淡々と走るのは得意なようです。

30kmまだまだ体力的には余裕があります。
ちょっと自分でも信じられないww

P9080051.JPG

こんな山、浦佐山岳に比べたらラクショー。
確かにきっつい山なんですが、もっとひどい登りも経験していますし、
今年は八海山登山マラソンなんてのも出ました。
その経験が自信につながっています。
マラソンでは走力も大事ですが、経験もまた大事なのかもしれません。
このコース最大の難所を、ラクショーという精神状態で突破できたのは、
とても良かったと思います。

ただ、ここからの下りが、勾配がきついこともあり、
押さえて押さえてと思いつつ、ペースが上がりがちで、
たくさんのランナーをごぼう抜きしてしまいました。
完全にオーバーペースです。

それと最初の材木山あたりから右ひざに痛みがあったのですが、
どうもそれが本格的になってきました。
しかし、まぁ、だましだまし行くしかありません。

P9080054.JPG

最大の難所、金山を抜け久しぶりに平らなところに帰ってきました。

P9080055.JPG

そしてこちらもお久しぶりな猪苗代湖の湖面。

精神的にはまだまだ行けそうですが、
さすがに体力的には疲労感が出てきました。
そして空腹感。
あーおなかすいた!
そんなことを言いながら走っていたら、前方にどうぶつさんが立っていました。
「次のエイドにそうめんがあるよ」
そうめん!おー!ちょうど腹が減っていたところですー!!
助かるわぁ。この大会、エイドが充実しているって聞いたけど、本当に食うに困らないわ。

今思えば、そんな安心感が油断を生んでいたのかもしれません・・・・・・

P9080058.JPG

39km青松浜エイドに到着。

さっそく、そうめんをいただきます。
紙コップでそうめんを食うってのもなかなかありませんww
ツルツルっと飲み込んで、塩分補給代わりに、めんつゆも飲み干します。
薬味のネギが入っていたのですが、このネギがここから俺を苦しめることになりますww

ここまでは「いる?」と聞かれても、まだいらないなーと言っていたんですが、
きら子さんが大量に用意してくれた、冷凍タオルで身体を冷やします。
痛んでいた右ひざもじっくり冷やしたら、すっかり痛みが引きました。
なんとこの先でも、その後痛みは出ず、冷凍タオル様様なのでした。

さて、そうめんではさっぱりしたけど、どうにもおなかにたまらなかったのです。
他にエイドに見えたのは、マヨネーズがかけられたアスパラガス・・・・・・
うーん、油ものはあんまり欲しくないなぁ。
きら子さんが「車にはせさんの(朝食で食わなかった分の)オニギリがあるよ」と言ってくれたのですが、
記憶の上では次のエイドまでは確かそんなに離れてなかったし、
そこに行けばまだなんか食べられるだろう、とオニギリはもらわず。

後方の二人は山に突入したものの、だいぶ苦戦しているようです。
うににん会長は、山中で木の枝を拾って杖にしているらしく、
つゆさんから送られてきた写メの、すっかりおじいちゃんと化した会長の姿に爆笑ww
応援車も二人がだいぶ辛そうだから、しばらく俺の方には応援に来れないかも、とのこと。
俺の方はどうにかなるので、大丈夫ですよと。
次は48kmエイドあたりにいるから、との話なので、それならそんなに遠くないですし。


じゃ、行ってきまーす。
と、若干の空腹感と、口の中のネギ臭さを抱えたまま再出発。
この時は、まだまだ余裕もあり、コース上最大の高低差も越えた安心感もあったのですが、
ここからが俺の苦しい苦しいウルトラマラソンの始まりでした。


襲いかかる頭痛!進まない足!
楽勝ムードが一転する次回へ続く!!



タグ:TG-620
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。