雄山山頂へ! [旅行記]
【NEX-5】
立山・富山の記 -3- 雄山山頂へ
目指すはココです。
登山を始めよう!
そう思った時に、また登ってみたいと思いついたのが、
23年前に、小学校の自然教室(林間学校みたいなもの?)で登った立山(雄山)です。
そう思った矢先に、3連休が決まったので、行き先にはそんなに迷いませんでした。
もちろん、1度登っているとはいえ、3000m級の山ですから、
そう気軽に行っていいものか?とも思いましたが、3連休なんてめったにあるもんじゃない。
今、行かなければいつ行けるかわからない!と、決心しました。
3000mあるとはいえ、2450mの室堂まではバスで上がってきているので、
のこりは弥彦山より少ないくらいです。
ガイドブックなどの情報によると、登りは2時間の予定です。
まだ残雪の残る登山道、
初めは雪の上を歩いていきます。
アイゼンは用意していませんでしたが、このくらいの雪なら、
新潟県民としては、そんなに気になる積雪ではありません。
室堂から一ノ越までは、石畳の道が整備されているのですが、
今はまだ残雪の下。
ところどころこうして姿を見せているのですが、でこぼこが大きくて、
かえって歩きにくいww
空は青空、残雪の間から姿を見せる岩肌。
岩肌、イイですね~~ww
荷揚げのヘリが頻繁に行き来していました。
前日まで天候が悪く、しばらく荷揚げができなかったのですが、
ようやくこの日、天候に恵まれたらしいです。
天気予報とにらめっこして、この日は確実に晴れそうだ、ということで、
俺はこの日を選びましたが、ばっちり快晴の登山日和となりました。
室堂を出て、45分で一ノ越山荘に到着しました。
先ほどあげられた荷物を山小屋のスタッフが、運んでいる途中でした。
ここまで1時間の予定でしたが、ずいぶん速いペースです。
(あ、今回は走らないで登ってますからねww)
しばし休憩です。
さぁ、ここからが本番です。
一ノ越から先は、登山道なんてありません。
残雪もここからはありません。
小学生の時の記憶では、確かに岩場だったけど、それなりに道らしい道を、
蛇行しながら山頂まであがったと記憶していたんですが・・・・・・
道なんてありませんww
時折、岩に書かれている矢印が頼りです。
登っては見上げて矢印を探しつつ登っていきます。
時には「え?こっち!?」と思える矢印もありますけど。
岩肌をがっしりとつかみながら、登っていきます。
山登りっていうか、岩登りに近いかもですww
小学生の俺、よくこんなところを登ったなぁ!と、
登りながらずっと感心していました。我ながらww
小学生の頃は、本当にほそっこくてひょろひょろしていたのですが、
そんな俺でも登ったもんなぁ。
思えば昔は、よく家族で川遊びや山に入ったりしていたので、
当時は、こんな風に岩場を足場を選びながら進むのには、慣れていたような気がします。
小学生の俺には負けていられん!と登っていきます。
でも、当時の数倍はある体ww
しかし、力は小学生の頃よりあるぜぃ
と、小学生相手に負けらんない気持ちですww
時折、姿をみせて疲れをいやしてくれる、ミヤマキンバイ。
登りでは、この花しか見つけられませんでした。
遥か下に見える一ノ越山荘。
この高度感!
小学生の時も、登るたびに室堂や一ノ越が小さくなっていくのを見て、驚きましたが、
うーん、やっぱりよく登ったよなぁ!
登っている時は、それしか出てきませんでしたww
一ノ越山荘を出発して、53分。
山頂前に到達~!!
ああ、見覚えのある山頂。
アルプスの山々まで、よく見えていました。
ただ、ちょうど富士山のある方向に、雲がかかっていたのが残念。
再びこの地に立てたことが、本当にうれしかったです。
ここから先が真の山頂、雄山神社。
登拝料(500円)を納めて、登拝券をもらったら、いざ山頂へ。
山頂で祈祷をしてもらいます。
神様の前なので、座るところはありませんが、座って祈祷を受けます。
他の方が「写真を撮っていいか?」と聞いたところ、神主さんは苦笑いで「はぁ」だったので、
始まる前に1枚だけ失礼させていただきました。
祈祷の後、お神酒をいただきました。
わずかな量でしたが、おいしいお酒だったなぁ。
山頂にいた方に、お願いして撮ってもらいました。
ちなみに、この山頂神社。
ほんの6畳くらい(?)の場所なのですが、
周囲は断崖絶壁で、足を踏み外したら最後です。
お願いしつつも、撮ってくれる方が後ろから落ちないか不安ww
山頂から、剱岳。
来る前にたまたま(?)映画『剱岳 点の記』を見ていたので、
おおー、あの山か、剱岳は~!
と感激。
小学生の予備知識がない時も、すごい山だぁ!と思った記憶があります。
山頂から、立山の一番高い山頂、大汝山方面。
あっこが一番高いのか~、目と鼻の先だなぁ。
山頂から室堂平。
まだまだ残雪がたくさんあります。
これが溶けて、やがて称名滝を流れ落ちるわけですね。
左下に写っている大きな岩が、本当の山頂部分だそうで、
周囲にある石は、登山者が下から願いを込めて持って登ってきたものだそうです。
山はごつごつした岩ばかりですが、神社の周りには角のない丸い石が多いことからも、
外から運ばれてきたものであるということが、わかります。
ちなみに、ここで一番大きいのは、小学校の先生が運んできたという、
重さ10kgはあるという丸い石だそうです。
天気もいいし、念願の場所に立ったし、ちょっとお酒も入ったし(一口だけね)
本当に気分が良かったです。
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