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みずつち作品めぐり 3 [みずつち2012]

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【NEX-7】

西蒲区制覇編(20120809撮影分その2)


前回の続きです。
『根底/Roots』を見た後、No.P2を見に行ったのですが、まだ建設中wでした。
もっともガイドブックにも「7月から1ヶ月くらいは製作の様子が見られます」と書かれているので、
それはそれで良かったのかもしれませんが、作業車両がたくさん停まっていて
車が置けなかったので、またくることにして、五福トンネルを抜けて日本海側へ出てきました。

浦浜には2つの作品があるとのこと。
が、駐車場に車を置いて、案内看板を見たら、作品は浦浜地区に点在しているのでした。
ここからイリーナ祭の始まりですww
とりあえず、近場からまわって見ることにしました。

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民家の跡らしい空き地に、作品の案内看板が立っていて、『中に入って上からご覧ください』と
書かれている・・・・・・
しかし、どう見てもただの空き地にしか見えない。
おかしいなぁ、ともう一度案内看板を確かめに行くと、
No.45『Basyo.com-バシコーム(裸足で)-』イリーナ・ザトゥロフスカヤ
作品 『母と子 2012』
「2つの流れは生のシンボルを意味し、象形文字のようにも見える。母の乳房と赤ん坊の授乳・・・・」

もう一度、空き地を見渡して、これだー!と見つけましたww

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『母と子』から少し歩いて、ふたたびイリーナ作品。
No.45『Basyo.com-バシコーム(裸足で)-』イリーナ・ザトゥロフスカヤ
作品『そして物思う葦はつぶやく』
どこだ?どれがそうだ?
案内看板を見る。『もともとあった緑色の竹の作業小屋に油彩』
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これかー!
全部で3面に、ちょこちょことイラストとロシア語が書かれています。

2つ見た時点ですでに難解なイリーナワールドww

だ、だいじょうぶだ、次は別の人のだ・・・・・・
趣のある茅葺屋根の篠原邸。
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No.44『Shinohara's House』アン・グラハム

前回の芸術祭からの継続展示作品です。
前回、見に来れなかったので、継続展示ながらこれは楽しみにしていました。

砂時計のようなものが邸内にたくさん吊るされています。
ここにビーズを落とすと、きれいな音が鳴る仕掛けになっています。
入った時はなんだか異質な雰囲気を感じる作品ですが、それほど強く主張している雰囲気はなく、
そのうちにここの空間好きだなぁと感じるようになりました。

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縁側ではサカナのプレートがゆらゆらと泳いでいます。

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あんまり気が付かれなさそうな場所にも、作品の一部があります。
見つけなかっただけで、まだいろんなものが篠原邸の中にあったのだと思います。
ぱっと見、砂時計のインパクトが強くて、それしか見えなくなってしまうけど。


さて、癒しの篠原邸から徒歩移動し、さらにイリーナ作品を目指します。
心配なのはここまでに2つのイリーナ作品を見ましたが、スタンプラリーのスタンプを見つけていないこと。
どこだ?どこにあるスタンプ・・・・・・スタンプを手に入れるまでは、引き返せませんww
しかし、浦浜地区の風景は、歩いていてなんとなく懐かしさを感じる風景で、
歩いていて、なつかしい気分になりました。
このエントリーの1枚目の写真が浦浜地区の中です。
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たどり着いたのはイリーナ邸でしたww
いや、本当は実際に浦浜の方が住んでいる住宅とのことでした。
5月に来日したイリーナが、この家に滞在して、屋外作品を作ったり、
毎日たくさんの作品を作っていたとのことです。
その数、35。
受付のおじさんが、作品の横に小さくナンバーが振られた付箋があることを教えてくれました。
「私も昨日探してみたんですけど、全部は見つけられませんでした(笑)」
確かにたっくさんのキャンバスやら、ふすまに貼られた和紙があるんですね。
とても全部を照らし合わせてみる気力はありませんでした。
なんとかイラストものからはなんとなーく、意味はわかりそうな気もしますが、
ロシア語のメッセージは全然わかりませんww
それこそ象形文字のようですww

奥の間には扉は閉じられていましたが仏壇もありまして、
あ、本当に実際に誰か住んでいるのね、とわかりました。
一応、手を合わせてきました。「おじゃましてます」とww

さて、イリーナ邸を出ても、まだイリーナ祭は終わりません。
海岸にもう1つあるというのです。
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『いったいどこに生は入り込んだのか』
蛸の捕獲箱に油彩で描かれています。

イリーナ・・・!!ww

でも、見ている時は「おのれイリーナ!」などと思いながら見て歩いていましたがww
振り返ってみると、ひとつひとつの作品はすごく単純でストレートなのでは?と思いました。
一番最初の「母と子」なんて、直球ど真ん中ですし。
なので、イリーナという人は、きっといい人なんだろうなと思えてきてしまう自分がいますww
ゲージュツってムズカシイですねww

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長々と歩いた浦浜から、車で角田浜へと移動します。

No.43『ヒエログリフ』浅葉克己

これもまた前回の芸術祭からの継続展示作品です。
ですが、これは元々、角田浜の砂浜にあったのですが、前回の芸術祭後、
海水浴場の奥の人目に付かないところに移設されていました。
なぜ動かされたのか分かりませんが、
今回の再展示に合わせて元の場所に戻されることもなかったですね。

いつも思うのですが、この芸術祭、「場所」というものには無頓着みたいです。
まぁ、作家さんも新潟市の人はいないでしょうし、ぱっと新潟市に来てその作品にふさわしい場所を
ぱっと選ぶなんてことは無理でしょうしねぇ・・・・・・

角田浜からちょっと離れたお寺、妙光寺へ。
受付で「2階になります」と案内されたのですが・・・
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ココは2階と呼べる場所なんでしょうか?ww
2階というよりは、屋根裏といった方が正しいと思われます。
そんな驚きの場所にあったのは、これまた驚きの作品でした。
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No.42『Remained stories』佐々木愛
お寺の天井裏にかけられた、1枚の大きなアート。
この写真ではわかりにくいのですが、とにかく大きいです。
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しかもこれ白砂糖で作られているとのこと。
これまた驚き。
屋根裏に届く光の加減も良く、しばらく「これはいいなぁ!」と見入っていました。


今回の芸術めぐりは「ん??」という作品が多かっただけだけに、
お寺の屋根裏でとても救われた気持ちになれましたww
これにて、西蒲区制覇編は終了・・・・・・
のハズだったんですが、先日、あれ?と思って地図を見たら、
俺が思っているより西蒲区は広かったみたいで、まだ作品が残っていましたww
No.P2もまだ未完成でしたし、後日、西蒲区制覇編の完結編を書かなくてはいけないと知りましたw


ということで、また後日。



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